2011/01/01

Audi A1 e-tron



「日産リーフ」が発売されて、“自動車の電動化”の流れがいよいよ到来か?といった今日この頃。興味深いクルマが現れた。
Audi A1 e-tron」11日発売予定Audi A1の電動カーバージョン(プロトタイプ)で有る。
三洋製リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力によって、フロントに置かれた最高出力75kW(102ps)を発するモーターを駆動する電気自動車、というのが基本の形態。ただし、そんなこのモデルのラゲッジスペースフロア下には、発電機と一体化された排気量254ccの1ローターロータリーエンジンがコンパクトに収められ、EV走行モード終了後にはリアシート下にレイアウトされた12リッタータンク内のガソリンを用いて、最大で航続距離を200kmまで延長するためのエネルギー発生役を務めることになる。
構造的に見れば「駆動力は必ずモーターで発生させる」が、補助として電力を補うエンジンも有るよ。的な新しい考え方だ。

搭載するバッテリーの容量をわずかに50km走行分にとどめている。高価で重量もかさむバッテリーは、その搭載量を可能な限り少なくしたいというのがアウディの考え方だ。実際、12kWhという容量はリーフのちょうど半分。i-MiEVに比べても75%の容量に過ぎない。

リア搭載のロータリーユニットは意識しないほどに静かで、エンジンが回ってるのに気が付かない程だと言う。

とても興味深いシステムだ。一度乗ってみたい。

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